１９９２年（平成４年）

 １９９３年（平成５年）

●３歳６月にようやく遅いデビューを迎えるイブキイチモンジ。父ミリオンキャスパーに似た芦毛の馬体は、父を髣髴させるものがある。ただ今回は既走馬相手の一戦でもあり、条件的には厳しいのは否めない。１番人気は、近２走２着を続けるユウキハッピーで単勝2.6倍。前走は首差の惜敗で、初勝利は既に目前まで 来ている。２番人気は、これも近２走２着を続けるミスターリーマンで単勝3.0倍。前走の未勝利戦では、同じミリオンキャスパー産駒で３着だったミリオンスピリットに７馬身の差をつけて先着している。イブキイチモンジは、初出走とあって評価は低く、単勝26.3倍の５番人気。それでも、血統的に芝であれば実戦に行っての勝負強さを見せられるはずだけに、いきなりでも密かに好勝負を期待したい。

　直線に向くと、一旦は後続を突き放して逃げ込み態勢に入ったテイエムファイターだが、一杯に追い出されたイブキイチモンジが、ぐいぐい迫ってきて、残り300ｍを切ったところでテイエムファイターの半馬身外まで詰め寄る。ここからは、テイエムファイターとイブキイチモンジの叩き合いとなるが、ここからテイエムファイターも渋太さを発揮して、残り１ハロンでも半馬身リードを保っている。イブキイチモンジの後ろは２馬身半と差があって、ミスターリーマンが３番手だが、イブキイチモンジには突き放されてしまう。前２頭のマッチレースが続いたが、残り１ハロンを切ってから、イブキイチモンジがじわじわテイエムファイターに詰め寄り、残り100ｍで捉えたと思った次の瞬間、イブキイチモンジがテイエムファイターを捻じ伏せるようにぐいっと出て単独先頭に。ここから一歩一歩差を開いたイブキイチモンジは、最後は１馬身1/4差をつけて、ミリオンキャスパー産駒による嬉しいＪＲＡ初勝利達成のゴール。これがミリオンキャスパー産駒唯一のＪＲＡ勝利ともなるだけに、この勝利には格別の思いがある。しかも、初出走でありながら既走馬相手に完勝したその内容は、高く評価できるものだった。実戦に行っての勝負強さは、シービークロスの血を受け継いでいるからこそだろう。この勝利で500万クラスに昇級したイブキイチモンジは、つづく昇級戦のひるがお賞で１１着に終わると、４ヶ月の休養に。秋になって、古馬に混じって２戦を戦ったが、ともに殿り負けを喫してしまい、僅か４戦でターフを去ってしまった。もうひとつ素質を発揮し切れなかった印象も残るが、ミリオンキャスパー産駒のＪＲＡ唯一の勝利をもたらしてくれたことに、感謝の気持ちを伝えたい。

●イブキイチモンジよりも更に遅く、３歳秋の福島開催でデビューを迎えたイブキローズマリ。もうすぐ未勝利戦がなくろうかという時期のデビューは確かにきついが、素質を見せて勝利を飾ってくれることを期待したい。１番人気は、近４走連続２着で今度こその意気込みを見せるエドノコバンで単勝1.7倍の断然人気。後には900万クラスも勝ち上がることになる馬。２番人気は、前走でも３着とまずまずのレースを見せているブライトリバーで単勝6.5倍。これまで２着２回，３着２回の好走実績があるように、実力的にはここ では上位の馬。イブキローズマリは、単勝18.7倍の６番人気。マイナー種牡馬産駒のデビュー戦としては、決して評価が低いとは言えない人気。デビューも遅く、背水の構えでこの福島開催に臨んで来ているだけに、今後に希望を繋ぐ走りを是非とも見せてほしい。

　直線に向くと、ダービーキッドとニットウサザンカの争いを、ブライトリバーがなんなくかわして単独先頭に。これにミスクラウディア，エドノコバンが食い下がるが、脚色はブライトリバーがまさっている。イブキローズマリも、一杯に追い出されると、エンジンがかかって外からグングン追い込みを開始。ミスクラウディアとエドノコバンの２着争いの叩き合いとなっていたが、ミスクラウディアが競り勝って単独２番手に上がったところを、外からイブキローズマリが強襲すると、並ぶ間もなく抜き去っていく。イブキローズマリは、更に末脚を加速させると、物凄い迫力で、２馬身近く完全に抜け出していた先頭ブライトリバーを猛追。勢いは断然イブキローズマリがまさっていたが、あと一歩というところで、惜しくも頭差捉え切れず２着惜敗のゴール。もうあと一瞬で完全に差し切っていただけに、無念の敗戦だった。それでも、デビュー戦で既走馬相手にこれだけのレースができたのは、この馬の素質の高さの証。 鞍上の大崎騎手は、「ゲートが悪くてデビューが遅れていたらしいが、今日も一完歩目がひと息だったね。でも行き脚がつくと良い走りをするし、追っての反応も良い馬ですよ。」とコメント。未勝利戦がもうすぐ無くなってしまう時期というのが厳しいが、なんとか初勝利を挙げてくれることを期待したい。

●前走のデビュー戦で、既走馬相手に頭差２着と実に惜しいレースだったイブキローズマリ。しかしながら、初出走であれだけ戦えたのなら、２戦目の今回は当然勝利の期待が高まることに。単勝2.2倍の１番人気に支持されただけに、何とか期待に応えてイブキイチモンジに続くミリオンキャスパー産駒のＪＲＡの勝利を成し遂げたい。２番人気は、５連続１番人気になったこともある素質馬のニホンピロオスカルで単勝4.5倍。ここ２走は６着に終わっているが、巻き返してくる可能性も十分。３番人気は、前走人気薄で３着に突っ込んだセルリアンピアスで単勝7.4倍。元々堅実駆けするタイプでもあり、これくらい走って当然の馬ではある。果たしてイブキローズマリが、その素質をいかんなく発揮できるのか。ミリオンキャスパー産駒がＪＲＡのレースで１番人気になったのはこれが初めてのことだけに、何としても勝利を飾りたい。

　直線に向くと、じわじわ単独先頭に出てきたのがマルトヨイチバンだが、これに並びかけようかというのがクイーンズエデン。しかしながら、ここで内目を縫うように脚を伸ばして来たのがセルリアンピアス。これを追うようにイブキローズマリも脚を伸ばす。スタートダッシュひと息で最後方で脚を温存していたメジロルソーも、内目を割って一気に突っ込んでくる。混戦の争いから突き抜けたのはセルリアンピアス。最後は一頭１馬身1/4差抜け出して快勝。２着争いは大接戦になり、４〜５頭ほどが固まっての争いで、イブキローズマリもその一角に食い込んだが、詰め寄ったところがゴールで２着馬から首，首，首差の５着 まで。２着争いは、最後の最後でメジロルソーが間を割って２着に食い込んだ。上位争いはしたものの、１番人気に応えられず５着に終わったイブキローズマリ。勝利に十分手が届く相手関係だったが、詰めの甘さに泣いてしまった。続く一戦は最後の未勝利戦となるが、３番人気で８着に終わる。その後は中京の500万下平場戦に挑戦したがブービー１２着に終わり、結局４戦未勝利の成績でＪＲＡの登録を抹消された。ＪＲＡの登録抹消後、金沢競馬に移籍したイブキローズマリは、上級クラスには一歩及ばなかったが、８連勝をするなど、通算２１戦１０勝の活躍をした。

●２歳秋の京都開催でデビューするミリオンスピリット。緒戦はダートの新馬戦となるが、元々芝向きの血統の馬だけに、果たしてダートで力を出せるかどうかがポイントとなる。全馬この日がデビュー戦という一戦で、１番人気は、インデェアンキング産駒のネイビーシールズで単勝2.3倍。２番人気は、後に平安S２着などダート重賞戦線でも活躍することになるヤグライーガーで単勝4.6倍。ミリオンスピリットは、単勝17.4倍の５番人気。それほど人気は高くないミリオンスピリットだが、父もデビュー戦で低評価を覆す好走を見せたように、実戦にいっての勝負強さを受け継いでいれば、ここでもいきなり見せ場を作るシーンもありうるはずだ。

　直線に向くと、内ヤグライーガーが先頭に並びかけて、前３頭の叩き合いに。その後ろ２馬身差でナカトップアラシが４番手だが、前に迫るほどの勢いはない。そのナカトップアラシに、外からじわじわ差を詰めにかかるミリオンスピリットだが、もうひとつ伸び脚はない。残り１ハロンでも、まだネイビーシールズが先頭で逃げ粘っていたが、残り150ｍでヤグライーガーが今度は外に出してかわして先頭に抜け出す。ヤマニンホライズンは、既に先頭争いから遅れている。４番手ナカトップアラシ，５番手ミリオンスピリットも、それぞれバラけた感じになって態勢は決した。結局、１馬身3/４差抜け出したヤグライーガーの快勝。ミリオンスピリットは、流れ込んだような形で５着でのゴール。一応入着は果たしたが、勝ち馬からは１０馬身ほどの差があった。最後伸びそうで伸び切れなかったあたりは、ダートがやはり向いていなかったのか どうか。 鞍上の日吉騎手は、「パドックで馬っ気を出していたように、まだ気性面が若いね。前半モタモタしたけど、追ってからはマズマズだった。現状ではダートが合っているみたい。」とコメント。ただ今後、芝も試してみたい馬であることは間違いない。

●ダートのデビュー戦で５着となり、芝での前進も期待されたミリオンスピリットだったが、その後は芝で２戦戦ったが共に６着。４戦目のダートの未勝利戦では、３番人気に支持されたがここでは８着。芝でもダートと同じような成績で、その後もダートと芝を織り交ぜながら、７着，１０着，６着，６着，１５着，９着とパンチ力を欠くレースを続けてしまう。今回はデビュー１１戦目のレースで、単勝326.8倍の１５番人気まで評価を落としてしまう。これまで、それほどの惨敗を喫している訳ではないだけに、この評価は不当なものがある。それだけに、何とか意地を見せて上位争いに食い込んでくれることを期待したい。１番人気は、デビューから3戦連続２着を続けるダンツタイガーで単勝1.6倍の断然人気。２番人気は、近５走を３着，２着，３着，２着，３着と初勝利まであと一歩のニシノフジヒメで単勝2.8倍。この２頭で人気を独占する形。ミリオンスピリットは、まったく注目されない存在となっていたが、底力でどこまで肉薄できるのか。なんとか奮起を期待したいところだ。

　直線は、内一杯にテルノファストが先頭で、１馬身リードで逃げ込みを図る。これに外からニシノフジヒメが迫ってくるが、間のメイショウオーロラは一杯気味。残り250ｍでは、ニシノフジヒメの１馬身外にダンツタイガーが 差して来ている。ミリオンスピリットは、５番手争いの一群の中だが、この中から内から２頭目アイアムハゼオー，大外ミリオンスピリットの２頭がぐいぐい伸びての５番手争から抜け出てくる。残り150ｍでは、前３頭並んでの叩き合いとなるが、勢いで断然まさったのはダンツタイガー。ニシノフジヒメ，テルノファストの２頭をあっさりかわすと、一歩一歩後続を突き放して、最後は３馬身差をつける圧勝のゴール。ミリオンスピリットは、アイアムハゼオーとの５番手争いに１馬身遅れていたが、一杯になったメイショウオーロラをかわ して５番手に上がると、ゴール前でもう一度渋太くアイアムハゼオーに詰め寄って、最後は根性でハナ差競り落として４着入線。デビュー戦での５着入着以来、実に半年ぶりの入着を果たしてくれた。勝ち馬からの着差も５馬身とそれほど負けておらず、浮上のきかっけを掴んだ感もある。これを弾みに、念願の初勝利に向けて一歩でも近づいていきたいところだ。

●阪神のダートの未勝利戦で４着に食い込み、デビュー戦以来２度目の入着を果たしたミリオンスピリット。実に久しぶりの好走であったが、これをきっかけに前進を期待したいところ。しかしながら、続く前走の未勝利戦では７着と着順的には一息の結果に。それでも、勝ち馬からの差は３馬身程度で、内容的には悪くなかっただけに、今回は前走以上のレースを期待したいところ。１番人気は、デビューから４戦して２着２回のタヤスレミグランで単勝1.9倍。前走でも首差２着の惜敗をしている。後に900万下特別のゴールデンブーツＴを優勝することになる馬。２番人気は、前走新馬デビュー戦４着のスターバレリーナで単勝5.3倍。後に高松宮杯でナイスネイチャの２着，毎日王冠でネーハイシーザーの３着になるなど、重賞こそ勝てなかったものの、一線級と互角に渡り合 うことになる超一流牝馬。ミリオンスピリットは、単勝46.3倍の９番人気と相変わらず評価は高くない。持ち前の渋太さ発揮が期待されるミリオンスピリットだが、相手もなかなか強力だけに、どこまで太刀打ちできるのか。健闘を期待したいところだ。

　直線に向くと、ミリオンスピリットもじわじわと伸びて来て、優勝争いに加わって来ようかという勢い。ナルシービーが懸命に粘っているが、ほとんど差なくマルタカウェー，オギマイクイーン，ミリオンスピリットの３頭並んでの２番手争い。残り250ｍでは、先頭ナルシービーにオギマイクイーンが並びかけ、ミリオンスピリットは若干遅れてはいるものの、ほとんど差なく優勝争いの一角。 しかし今度は、真ん中を割るようにして、スターバレリーナが一気に突っ込んでくる。ここからは、スターバレリーナとオギマイクイーンの２頭の争いとなったが、後に重賞戦線で大活躍する馬の切れ味はモノが違い、スターバレリーナが一気に先頭に突き抜ける。ミリオンスピリットは、内ラチ沿いのナルシービーと、内外離れての３番手争いで、ここからナルシービーは競り落としたが、ゴール前で外からじわじわタヤスレミグランが詰め寄ってきて、ミリオンスピリットは、ゴール寸前でタヤスレミグランに首差かわされて４着でのゴール。スターバレリーナは、悠々２馬身抜け出しての快勝だった。前々走に続く４着だったミリオンスピリットだったが、レース内容はデビュー以来いちばんと言えるもの。しかも、本来適距離と思われていた芝2000ｍでの好走は、今後の活躍に大いに期待を持たせるものになったのは間違いない。念願の初勝利の可能性さえ見えてきたと言っても過言ではない。なお、優勝したスターバレリーナは、秋には１番人気でローズＳも優勝し、エリザベス女王杯では１番人気に支持されることになる。

●スターバレリーナなどの強敵相手に４着に健闘したミリオンスピリット。ここにきて安定感も身に着けてきており、相手次第では初勝利も決して夢ではないところまで来ているのは間違いない。これまでは４着が最高着順だが、今回はそれ以上の好走を期待してもいいはずだ。１番人気は、デビュー戦となった前走の未勝利戦で、既走馬相手に3/4馬身差の２着と健闘したカムシャインで単勝2.9倍。２番人気は、デビューしてから の３戦をすべて１番人気で２着惜敗を続けているローベルカレドニーで単勝4.6倍。ミリオンスピリットは、単勝15.7倍の８番人気。人気順は高くはないが、オッズを考えれば伏兵評価であり、人気自体は徐々に上がってきているのは間違いない。ここで是非とも見せ場を作って、ミリオンスピリットの実力を是非とも印象づけたいところだ。

　直線に向くと、先頭ランドホマレオーは、手応えの割りに反応がなく後退。カムシャインとミリオンスピリットの先頭争いとなるが、残り250ｍでカムシャインにムチが入ると、ここからカムシャインがミリオンスピリットを突き放して単独先頭に抜け出す。そして今度は、大外からミスターリーマンが追い込んできて、ミリオンスピリットを並ぶ間もなく抜き去って、２番手から先頭カムシャインを追い詰める。カムシャインとミスターリーマンの２頭が完全に抜け出して、後続をみるみる引き離していく。それでも、馬場の真ん中でミリオンスピリットは懸命に３番手で踏ん張り、ローベルカレドニー，ウインドルーブルなどの追撃を完全に封じて３着確保。前２頭の争いは、カムシャインが3/4馬身の着差以上に余裕を残しながら、ミスターリーマンを 抑え込んで優勝のゴール。ミリオンスピリットは、前２頭から７馬身もの差をつけられてしまったが、デビュー以来の最高着順となる３着に食い込んだのは、大いに評価できるものだろう。少しずつではあるが、着実に勝利に近づきつつある感。ミリオンキャスパー産駒は頭数も少な過ぎることもあって、この時点ではＪＲＡで未だ未勝利。それだけに、なんとしても悲願の初勝利を勝ち取りたいところだ。

●前走の未勝利戦では、１，２着馬からは差があったものの、最高着順の３着と実力を見せたミリオンスピリット。着実に力をつけてきているだけに、いよいよ初勝利も手の届くところまできている。今回は札幌に遠征して少頭数の一戦で、勝利の可能性も少なくない。１番人気は、１５戦連続で入着を続けているケンジントンシチーで単勝1.7倍。その間には２着が３回もあるように、実績的にはここでは上位。ミリオンスピリットは、単勝2.9倍の２番人気と、これまでにない高い評価を得る。３番人気は、前走人気薄ながら３着に食い込んで見せたラグビーサンで単勝6.1倍。ミリオンスピリットにとって、強敵となるのはケンジントンシチーただ一頭か。この最大のライバルを撃破すれば、いよいよ念願の初勝利を手にできるはず。このレースの１週前には、ミリオンキャスパー産駒のイブキイチモンジが、既走馬相手にデビュー勝ちして、見事ミリオンキャスパー産駒のＪＲＡ初勝利を成し遂げただけに、なんとかそれに続きたいところだ。

　直線に向くと、ケンジントンシチーがあっさりと単独先頭に。ミリオンスピリットは抵抗できないまま２番手となるが、３番手以下の馬たちも懸命に追われるが差を詰められない。ぐいぐいリードを開いたケンジントンシチーは 既に楽勝態勢。２番手にもミリオンスピリットで、１，２着の態勢は早々に決した。ケンジントンシチーは、最後は悠々４馬身とリードを開いて圧勝のゴール。見事人気に応えて見せた。２着にはそのままミリオンスピリットが流れ込んだが、３着争いのレッドダイヤモンド，ラグビーサンには４馬身の差をつけていた。デビュー以来の初連対を果たしたミリオンスピリットだが、今回は勝ち馬が強過ぎた感。本当はもう少し際どい勝負を期待したのだが…。それでも、今回初連対を果たしたことをきかっけに、なんとか更なるパワーアップを期待したいところだ。

●札幌遠征緒戦の未勝利戦で２着となり、これまでの最高着順をゲットしたミリオンスピリット。少頭数でメンバー的にもやや恵まれていた感もあった ものの、これをキッカケに浮上できるかと期待されたが、その後の２戦は７着，６着とワンパンチを欠く結果に。札幌戦はここで切り上げて、今回は小倉に移動して初勝利を狙う。１番人気は、デビューからの３戦を３着，２着，６着としているエムティランキングで単勝2.3倍。前走こそやや崩れたが、底力では上位の存在。２番人気は、前走３歳夏の遅いデビューを迎えたが、既走馬相手に３着と健闘してみせたラシアンハッピーで単勝3.2倍。ミリオンスピリットは、単勝8.2倍の３番人気。もちろん、ミリオンスピリットにも勝機のある一戦だけに、これまでの幾多の戦いで身に着けた勝負根性を発揮してくれることを期待したい。