情報サイトCROSS＆C.B.（タマモクロス・シービークロス・ミスターシービー・ホワイトストーン・ウイングアロー関連情報）

１０月１０日（土）京都１Ｒの２歳未勝利戦でマルモルーラー（母母父タマモクロス）、新潟３Ｒの３歳上１勝クラスでマルモマリア（母母父タマモクロス）、京都７Ｒの３歳上１勝クラスでマルモネオフォース（母母父タマモクロス）がそれぞれ優勝し、ＪＲＡ初の３兄弟同日勝利の記録を打ち立てました。生産者、オーナー、厩舎すべて同じで、オーナーは現在は現役でこの３頭のみを所有していて、その３頭すべてが勝利を挙げたことになります。Ｇ３ファンタジーＳ勝ちの母マルモセーラの名前が、改めて知られることになりました。３頭ともよく頑張ってくれました。

６月９日（火）名古競馬場で行われた３歳最強馬を決める東海ダービーに、マイネルアルファー（母母父タマモクロス）が６番人気で出走しました。道中は中団後ろにつけましたが、１角あたりからじわじわ馬順を上げて、先頭から３馬身近い差の４番手で直線に向きます。３角手前から押し通しでありながら、直線はバテずに渋太く頑張って４着でゴールしました。断然人気で優勝したニュータウンガールからは５馬身半差がありましたが、ＪＲＡでは結果を出せていなかったことを考えれば、よく頑張っていたと思います。まだ３歳でもあり、これからの更なる活躍を期待したいです。

ミスターシービー関連

１２月１０日（木）名古屋競馬場で行われた名古屋グランプリ（Ｇ２）に、北海道競馬からシンボ（母母母父ミスターシービー）が出走しました。スタートはあまり良くなかったものの、大外枠から果敢に２番手につける積極策で臨みます。しかしながら、向正面から追走が苦しくなって、４角ではもう前の馬たちから大きく離されてしまいます。最後は完全に脚がバタバタに上がってしまい、１２頭立ての１０着に終わりました。どちらかというと芝の方が適しているとう印象で、さすがに中央のダートの猛者たちに積極果敢な真っ向勝負を挑んでは、苦しかったようです。

シービークロス関連

５月４日（月）金沢競馬場で行われた３歳馬の地方重賞レースの北日本新聞杯に出走したストロングフーヴス（母母母父シービークロス）は、道中２番手追走から勝負どころで先頭に立つと、リードを取って直線に向いて楽勝かと思われましたが、ラスト100ｍで脚が鈍ってしまい、ゴール前で大外から追い込んだフジヤマブシに首差差されて無念の２着惜敗でした。４連勝の勢いに乗って、ここ２戦フジヤマブシを危なげなく２着に下していましたが、肝心の重賞で逆転を許してしまいました。地方重賞で２着２回，３着１回とタイトルに手が届いていませんが、重賞制覇はもう近いはずです。

ホワイトストーン関連

ホワイトストーンの一族は、残念ながらほぼ血脈が断たれた状態で、ホワイトストーンの六代母のパプース（1928生英国産・小岩井農場が輸入）の血を引く現役競走馬は、第弐パプースを八代母に持つ川崎所属のプチプチただ一頭だけになっていると思われます。そのプチプチは、'１８年７月２日（月）川崎競馬のＣ３クラスの諒と綾乃二人の門出の結婚記念で逃げ切って約１年ぶりの勝利を収め、これが通算５勝目の勝ち鞍となりました。結局これが最後の勝利となり、2019年11月に登録を抹消されています。ホワイトストーンの牝系の馬は、これでもう他に見当たらなくなったように思われます。

ウイングアロー関連

４月１１日（日）水沢競馬場で行われた地方重賞の赤松杯に出走したチャイヤプーン（母父ウイングアロー）は、道中は好位を追走し、直線入口で大外先頭に並びかけると、直線あっさり先頭に抜け出します。抜け出したところで、若い頃に見せていたような内にササる場面がありましたが、そのまま２着サンキューを１馬身1/4差抑えて優勝。３歳の時のダービーグランプリ以来の地方重賞制覇を果たしました。Ｇ１ホースのヒガシウィルウィンが最大のライバルと目されて人気を分け合っていましたが、ヒガシウィルウィンは４角で苦しくなって５着に終わっています。この先、再び岩手最強馬として頑張ってくれるのではと、期待は更に高まりました。